シルバーアクセサリーの黒ずみの磨き方・お手入れ方法

シルバーファンであれば、その魅力のひとつに「経年変化」を挙げることもあるかもしれません。
一般的には多くの物は、時間が経てば経つほど、使用すればするほど価値が下がるといわれる一方で、シルバーアクセサリーの場合はその変化も「味」として重宝されます。
自分の肌にどんどんなじんでいく様は、買ったばかりのときよりも一層自身に近づくようで、愛着も倍増するのではないでしょうか。

それでも、黒ずみなど色味の変化が気になるというかたもいらっしゃるかと思います。

シルバーアクセサリーの黒ずみの原因の多くは、銀が硫黄に反応して起こる「硫化」と塩素系に反応して起こる「塩化」だといわれています。シルバーのアクセサリーを身につけたまま温泉に入ってしまったら真っ黒になってしまったという経験はありませんか？
それが「硫化」です。
温泉だけでなく、実は空気中にも微量の硫黄が含まれているため、ただ置いておくだけでも硫化して段々と変色してしまいます。また、シルバーアクセサリーを着けたまま塩素系の洗剤を使って掃除、洗濯をしていたりと日常生活のなかで気づかないうちに変色を早めてしまっていることもあるかもしれません。

それ以外にも、基本的にアクセサリーは肌に直接触れるものなので、汗や皮脂が付着してそれが汚れやくすみの原因になっている場合もあります。汚れたまま放置してしまったら、せっかくの輝きも鈍くなってしまうでしょう。

そのため、日々使うたびにきちんとお手入れをすること、そして数か月に1回、あるいは変色してしまった際に洗浄することが必要です。

シルバーアクセサリーを保管するにあたって、やはり硫黄を避けることが欠かせません。硫黄は先述のとおり、温泉だけでなく空気中にも含まれます。また、家にあるものの中では輪ゴムや消毒液、洗剤にも使われていることがあるそうです。そのため、まずはそれらが近くにない場所を選ぶようにしましょう。

汗をかいた後のアクセサリーをそのまま仕舞っていたら、いつの間にか真っ黒になってしまっていたり、ネックレスチェーンの首に当たる部分だけが黒く変色してしまったことはありませんか?　
それは、アクセサリーの銀の原子と、人間の皮膚や汗に含まれるタンパク質に含まれている硫黄の原子が結びつく「硫化反応」にあります。 この反応によって、銀が「硫化銀」という黒いサビになってしまうのです。

できれば衣服からも遠ざけるのがベターでしょう。塩素と銀が反応すると「塩化銀」と呼ばれるものに変化し、日光にあたると変色してしまうのですが、もしかしたら塩素系漂白剤を使用した衣服があるかもしれないということです。塩化してしまった場合はご家庭にあるものではなかなか落とすことが難しいので、日ごろから気をつける必要があります。

まず使用後はアクセサリー用のクロスで汗や皮脂、汚れを拭き取りましょう。クロスがない場合はメガネ拭きで代用してもかまいません。特に汚れてしまったときは水やぬるま湯で洗い流し、柔らかい布を押しあてるようにして水分を取って乾燥させてください。ただし、宝石など水分に弱い素材がついたアクセサリーの場合は乾拭きが鉄則です。
ご家庭にあるのもだと、食器洗い用の中性洗剤も効果的です。アクセサリーに付いてしまった汗や皮脂汚れも落としてくれるので、気分的にもスッキリと気持ちがいいですし、それによる変色防止にもなりますよ。

シルバーは傷つきやすい素材なので、できれば1種類ずつ別々に保管するのがベターです。空気に触れると少しづつ変色が始まってしまうので、小さな密閉できる袋などに入れ、湿度の低い場所にしまいましょう。

使用するたびにケアするのは大変なことのようですが、このひと手間で美しい輝きが維持できるのであれば、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

実際に黒ずんでしまったり、変色してしまったりした際は洗浄しましょう。いくつかの方法を紹介するので、ぜひお試しください。

専用クロス

研磨剤が含まれたシルバー磨き専用のクロスがあるので、それを使って気になる部分を擦るだけです。このクロスはアクセサリーショップやホームセンターなどで手に入れることができます。

ただし、表面にコーティング加工が施されているものや、ストーンが施されている部分には使えません。

シルバークリーナー液

クロスでは完全に拭き取れないような繊細なデザインやチェーンなどのアクセサリーは、専用のクリーナー液で磨くようにしましょう。
ですが、いぶし仕様のアクセサリーには使用出来ません。

黒ずみが気になるアクセサリーをシルバークリーナー液に1,2分浸けて、流水で洗い流すだけなのでケアも簡単です。

ただし、異素材のものがMIXされた部分などには使用できない可能性があるので、その場合は、綿棒や筆などで、銀の部分にのみ塗ってあげましょう。
事前に使用上の注意をよく確認してからトライするようにしてください。


歯磨き粉や重曹でも効果的という話もきいたことがあるかもしれませんが、当ブログではあまりおすすめ致しません。
何故なら、歯磨き粉に含まれる洗浄成分や研磨剤の成分がシルバーアクセサリーには適さない場合も多く、逆にアクセサリーの艶を鈍らせてしまう原因となりうるからです。
シルバーアクセサリーは銀を研磨して表面を輝かせたり、マットな質感に仕上げてありますが、その加工を台無しにしてしまう可能性が大きいのです。
重曹の場合も同じようにシルバーアクセサリーの研磨されている部分を荒らしてしまったり、デザインの陰影を引き立たせるためのいぶしが取れてしまい、表面が白っぽく変わってしまうことがあります。

歯磨き粉や重曹でも効果的という話もきいたことがあるかもしれませんが、当ブログではあまりおすすめ致しません。
何故なら、歯磨き粉に含まれる洗浄成分や研磨剤の成分がシルバーアクセサリーには適さない場合も多く、逆にアクセサリーの艶を鈍らせてしまう原因となりうるからです。
シルバーアクセサリーは銀を研磨して表面を輝かせたり、マットな質感に仕上げてありますが、その加工を台無しにしてしまう可能性が大きいのです。
重曹の場合も同じようにシルバーアクセサリーの研磨されている部分を荒らしてしまったり、デザインの陰影を引き立たせるためのいぶしが取れてしまい、表面が白っぽく変わってしまうことがあります。
そうなってしまうと、元の状態に戻すのは困難になってしまいます。

シルバーアクセサリーは先にお伝えしたとおり、経年変化も楽しめるものです。汚れや変色などを防いで毎日きちんとお手入れすれば、長く愛用でき、一緒に過ごした分だけより思い入れも強くなるでしょう。

大切に扱えば扱うほど、見た目にも表れてくるものなので、多少黒ずみが出てしまったり輝きが鈍くなってしまったりしても、それを味として育てていくのもシルバーアクセサリーの楽しみかたの一つです。
また、ご自分でお手入れをしてあげることによってより一層愛着も湧いてくるかもしれません。

当店では、ディテールにこだわった、洗練されたヴィジュアルのシルバーアクセサリを多数取り揃えています。当店でしか手に入らないオリジナルデザインのアクセサリーも展開しているので、あなただけのこだわりの一品をお求めください。

当ショップの取扱商品の一覧
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